多民族国家だからこそ楽しめるバラエティー豊かな食文化がマレーシアにはある。

 

マレー・中国・インドの料理に加え、18世紀にマレーシアへ移住した中国人男性とマレー人女性が国際結婚して生まれたニョニャ料理が4大グルメだ。それでは、4大グルメ別にお勧め料理をご紹介しよう!

マレー料理~豊富なスパイスが香る絶品グルメ

マレー料理の特徴

・豊富なスパイスとまろやかさが調和する馴染みやすい味

・イスラム教に基づき、豚肉や酒は一切使われない 

・サテーやナシゴレン、ミーゴレンが代表的

 

ナシ・レマッ - Nasi Lemak

 

ココナッツミルク(クリーム)で炊いたご飯に数品おかずが付け合わされるプレート料理。「ナシ」は米を意味し、「レマッ」はココナッツを意味する。辛すぎず食べやすいサンバルソース(香味調味料)、ごはん、ピーナッツなどを混ぜ合わせ味付けをする。どの民族にも好まれる人気マレーシア料理だ。現地では、昼食や夕食に食べるのが人気で、様々なおかずのバリエーションとご飯を組み合わせて食べる。

サテー - SATAY

マレーシアの絶品料理。マレーシアの街を歩いているとスパイスと炭火の良い香りが漂ってくる。日本の焼き鳥と見た目がよく似ているが、焼き鳥との違いは、皮と脂身を落としたヘルシーフードであることと味付けだ。チリ、ターメリック、レモングラスなど10種類のスパイスに鶏肉を半日付け込み、下味をつける。小さめに切った鶏肉を串にさし、甘辛いソースに絡めてグリルで炭火焼きした料理。ピーナッツソースに絡めて食べるのが一般的だが、甘いソースに慣れてない人はピーナッツソース無しで食べても下味がしっかりついているのでおいしく味わえる。

コルマ・カンビン - KORMA KAMBING

骨付き羊肉を数種類のスパイスと煮込んだスパイス香るカレー。「Korma」とはヒンドゥー語で贅沢という意味があり、たっぷりの具を楽しめる絶品だ。

ミーゴレン – Mie Goreng

オイスターソースをチリなどのスパイスを絡めた焼きそば。麺は黄色い卵麺を使用し、チキン、野菜やシーフード、目玉焼きが添えられる。屋台で食べる定番マレー料理、少しライムを絞って食べてもおいしい。ミーは「麺」、ゴレンは「揚げる」を意味する。有名なナシゴレンのナシは「飯」を意味し、ミーゴレンとナシゴレンの味付けはほぼ同じ。

ニョニャ料理~プラナカンの人々によって造られたマレーシア料理

ニョニャ料理の特徴

・中華とマレー料理が組み合わさったフュージョン料理

・ルーツは門外不出の中華レシピ、イスラム教のマレー人が食べない豚肉が使われている 

・客家から伝わる時間を惜しまない下ごしらえ、見た目が美しいのが特徴

ニョニャ・ラクサ - NYONYA LAKSA

マレーシアの麺料理といえばラクサ。地域やお店によって味がことなるが、ココナッツ・ミルクと魚の身、サンバルソースが入った酸っぱいソースが特徴。カレースープにココナッツとチリで味付けした濃厚なスープもある。麺は卵麺で、エビやゆで卵、フィッシュボールが入っている。

オタ・オタ - OTAK OTAK

白身魚のすり身に、ココナッツ・ミルク、唐辛子、ニンニクを混ぜ合わせバナナの葉で包み蒸した料理。ムースのような滑らかな食感を楽しめる。焼き蒲鉾ともいえるニョニャ料理で、チリなどの香辛料と共に包み焼にするので少しスパイシー。ビールのおつまみにぴったりのオタ・オタは観光客にも大変人気。

パイ・ティー - PEI TEE

米粉を揚げたサクサクの生地の上に、フライドオニオン、パクチー、モヤシやキュウリなどシャキシャキ食感の野菜を乗せ、チリソースで食べる。様々な具材を生地に乗せオードブルのように楽しむ。軽い食感がクセになるニョニャ料理。マレーシア滞在中は是非とも試してもらいたい。

ポンテ・ポーク - PONGTEH PORK

プラナカンの伝統的な豚肉料理。ポンテは煮込みという意味。豚肉、じゃがいも、シイタケを中国醤油ベースのだしで煮込んだ優しい味。ニョニャ料理レストランではどこでも提供しているポピュラーな料理で、日本の肉じゃがのような素朴さが馴染みやすい。

中華料理~中国から伝来したマレーシア料理

中華料理の特徴

・中華料理の中でも広東・福建・客家地方の料理が多くマレーシアに伝わっている

・海鮮、肉類やスパイスをたくさん使う料理が特徴 

・バクテーやスチームボードなどマレーシアで発達した中華料理を楽しめる

バクテー(肉骨茶) - BAK KUT TEH

安くてスタミナ満点のマレーシア発祥の中国系料理。八角、高麗ニンジン、クコの実など十数種類の漢方とにんにくを使った豚肉入りスープに、じっくり煮込んだ柔らかいスペアリブが入っている。もともとは福建系の料理で、日本の水炊きに似ている。伝統的に朝食に食べることが多く、週末には家族が屋台に集まり、骨付き肉やモツがたっぷり入った鍋を囲む風景を見ることができる。

南海チキンライス - (南海鶏飯)

スチームした鶏肉と鶏がらスープで炊いたご飯を一緒に頂く。さっぱりした柔らかい鶏肉にショウガダレとチリソースを乗せ、とダシの効いたご飯と食べる。チリソースは店によって独自のレシピがあり、シンプルだが奥深い絶品料理。幅広い人々の味覚に合う大衆料理ともあり、マレーシアを訪れる外国人にとても人気。

スチームボート - Steam boat

中国の客家料理からマレーシアへ伝わった火鍋と呼ばれるスチームボート。豚肉からダシをとった特製スープに入った肉、魚、野菜の味を楽しむ。タレは醤油とチリソースの2種類から選ぶことができる。シンガポールでも同じ料理があるが、中華系マレーシア料理の代表的な料理の一つがスチームボートだ。

潮州粥 - Teochow Poridge

煮魚や野菜、豚の角煮、アヒルの塩ゆで卵など豊富な具から選び、さらさらの白粥に乗せて食べる。米が荷崩れしておらず、水分たっぷりでありながら米の粒がしっかりしている。暑さで食欲がないときや味の濃い食べ物につかれた時でも、さっぱりしていて食べやすいマレーシアのローカルフードだ。

インド料理~インドからもたらされたマレーシア料理

インド料理の特徴

・イギリス統治時代に南インドから移り住んだ人々から伝わるインド料理

・お米、ココナッツミルク、野菜や豆が使われている料理が多い 

・スパイスが豊富に使われる南インド料理。代表格はバナナリーフカレー

バナナリーフカレー - Banana Leaf Curry

バナナの葉の上にライス、おかずを乗せて食べるカレー。カップに入ったカレーをご飯にかけて頂く。ヒンドゥー教が多い南インドがルーツとなっているので、神聖な牛は食べず、定番はチキンカレー、ほかにはラムや魚のカレーを楽しむことができる。

ロティ・チャナイ - ROTI CHNAI

インド南部のプラタによく似たサクサク食感のパン。インド系マレーシア料理として人気のロティ・チャナイ。ナシ・ルマッ同様、民族を問わず好まれる料理で、小麦粉を薄く延ばして焼き、折りたたんでパイのように作る。そのままでも軽い食感を楽しむことができるが、ピサン(バナナ)、タロール(卵)、サディン(イワシ)、チーズ、カレーソースをつけて食べるとさらにおいしい。

タンドリーチキン - Tandoori Chicken

ヨーグルトやスパイスに付け込んだチキンをタンドリー窯(壺窯)でじっくりと焼き上げたインド系マレーシア料理。インド北部がルーツとなっている。出来立てのタンドリーチキンにライムを絞ってスライスオニオンと食べると絶品だ。ライスやロティに添えて食べるのがポピュラー。

インドミー - Indo Mie

インド系マレーシア人の定番料理、インドミーのフライドエッグ乗せ。インドミーと名がついているが辛くなく、日本の塩焼きそばのような味付けだ。ドライガーリックがたくさん入った焼きそばはリーズナブルでおいしい。量は多くないので小腹がすいたときにベストな軽食になる。